スマートロックの完成形!SESAME3を購入してみた。
最近はスマートロックも各社参入して種類が豊富になってきました。
私は以前からSESAME mini というスマートロックを使用していて、とても気に入っていたのですが細かい不満点がいくつかありました。
そのSESAME mini 後継機として、SESAME3が発売されたので早速購入をしてみました。
諸々の不満点が見事に解消されていて、とてもいい製品なのでご紹介します。
Wifiモジュールはまだ手元に届いていないため、Bluetooth運用のみですが簡単に使用した感想となります。
【新商品二月末発送】SESAME3(一月発送の5000台完売)jp.candyhouse.co
SESAME3とは
CANDY HOUSE, Incより発売されているスマートロックの最新機種となります。
これの一つ前のSESAME mini が日本の多くの鍵に適合したサイズのスマートロックとして発売され、当時も結構な人気製品でクラウドファンディングであっという間に目標額を達成していた記憶です。
スマートロックは簡単にいえば自宅の鍵をスマホで解錠/施錠できるようにするだけの製品ですが、これが使ってみると思っていた以上に便利です。
マンションなど共同の入り口がオートロックになっている場合は結局鍵が必要になるのでおすすめできませんが、そうでない方には非常におすすめです。
※マンションでもSESAMEbotを使用してスマホで解錠する方法はありますが、結構な労力と手間がかかるので、素直に鍵を使用したほうが(個人的には)いいかなと思います。
SESAME3でできること
- アプリでの鍵の解錠/施錠 ※AppleWatchも可
- オートロック設定
- 鍵の解錠/施錠通知
- リモートでの鍵の操作と状態確認 ※要WiFiモジュール
開封の儀
SESAME3本体・アタッチメント・アタッチメント用ネジ・専用ドライバー・NFCタグシール・取付用M3テープ(付属1枚、予備2枚)・説明書類が同梱されていました。
取付に必要なものは全て同梱されているので、ユーザー側で何も用意する必要がないようになっています。
取付面はこのようになっています。
取り付ける鍵に溝を合わせて両面テープでドア面にくっつける構造です。
他社でもほぼ同様の構造だと思います。
初期分の両面テープが最初からセットしてあるのは、細かいですがとてもありがたい配慮です。
電池はパナソニックの「CR123A 3V」という電池を使用しています。
このあたりはSESAME miniのときから引き続き変更なしのようです。
購入時点では透明なフィルムが入っているので、使用時にはこれを引き抜いて通電させます。
せっかくなのでSESAME miniと比較してみました。
見た目や大きさにはほぼ変更はないようです。
ただし、材質は変更が入ったようで触った感じで明らかに違いがわかりました。
SESAME3の方がminiに比べてややザラッとした感じになっています。
公式の情報によると傷などがつきづらくなっているようです。
細かい事ですが、少しでも改善しようとする姿勢は好感が持てます。
側面もほぼ違いはありませんが、アタッチメント用のネジ穴部分が金メッキ?になっているようです。
あとは先程書いたザラッとした質感がこの画像だとわかりやすいかもしれません。
取付面もほぼ変更なしですが、微妙に鍵に合わせる溝部分のパーツの形状が変わっているようです。
具体的にはわかりませんが、改善をした結果と思われます。
設置取付
取付は何も変更が必要なければそのまま鍵にツマミの溝を合わせて取付けるだけとなります。
私の家の鍵は高さが低く、そのままだとSESAMEのツマミ部分にうまく噛み合わなかったので高さ調整を行いました。
調整といっても付属のドライバーでネジを外して、調整用に複数あるネジ穴のちょうどいい位置につけなおすだけなので非常に簡単です。
このようにツマミ部分の高さを1つあげてつけなおしました。
所要時間は2,3分ほど。
余談ですが、付属のドライバーは磁気付きとなっていまず。
SESAME3のネジは結構小さいのですが、これのおかげで簡単に取り扱う事ができました。
何度か言及していますが、SESAMEはとてもユーザーを配慮した商品になっていると思います。
取付前の写真を取り忘れてしまったのですが、取付自体は非常に簡単です。
ツマミ部分の溝に鍵を合わせて両面テープでくっつけるだけです。
アプリ設定
SESAMEのアプリの設定は簡単です。
以下のアプリをDL後、まずはメニュー「自分」のところからユーザー登録をします。
ユーザー登録が終わったら+アイコンから「新規デバイス」を選択すると自動で近くのSESAMEを認識します。
その後、鍵の解錠位置・施錠位置をアプリで設定します。
無事登録が終わると、一覧画面に登録したSESAMEが表示されます。
この状態で鍵アイコンをタップすると鍵の解錠/施錠を行うことができます。
いざ動作確認
実際に使ってみましたが、このようにアプリ起動からBluetoothの接続速度もかなり早く鍵の解錠/施錠動作もスムーズです。
特に接続速度はSESAME mini で大きな不満点だったので、この改善はとても嬉しいです。
もうひとつSESAME miniだとAppleWatchを使用したり複数人でSESAME miniを使うと同時に接続できる端末が1台のため、接続が確立された端末と接続がきれるまでアプリに「busy」という表示がでて、他の端末では操作ができないという問題がありました。
SESAME3では同時に複数台とコネクションが確立できるように改善されたので、家族やオフィスなどの複数人が近いタイミングでアプリを使用する場合でも安心です。
シェアオフィスやコワーキングスペースなどの使用を想定しているのか、鍵のシェアも簡単に行う事ができます。
権限設定もオーナー・マネージャー・ゲストと3つから選択してシェアする事が可能です。
一定以上の権限の場合、鍵の開閉時刻をログとして閲覧することも可能です。
個人的には防犯面からもこの記録はとてもありがたいです。
ビジネス利用でもオフィスやコワーキングスペースでこういったログがとれるのは経営側には便利な機能なのではないでしょうか。
まとめ
caden的評価
総合評価 | |
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良い点
- 接続速度がスマートロックの中でもかなり早い部類
- オートロックやログなど必要な機能も一通り揃っている
- AppleWatchのコンプリケーション対応
- NFCタグでの開閉(オートメーション)にも対応
- 6,000円ほどと相場からみても安い
気になる点
- リリースしたてなのもあるがアプリに若干の不備がある
SESAME3にあわせてアプリをリニューアルしたという事もあり、電池残量表示がおかしかったりちょっとした不備が発生しているようです。
そのあたりは既に開発者側で把握しているようで近いうちに修正が入るとのことでした。
スマートロックとしては、ほぼ必要な機能が揃っていて動作精度も非常に良いです。
磁気ありのドライバーを付属していたり、初回の両面テープがセットされている状態になっていたりとユーザーファーストな姿勢も好感が持てます。
何よりこのクオリティの製品を6,000円という価格で販売しているのは本当にすごいと思います。
用途にあえば、間違いなく満足度の高い製品なのでおすすめです。
今のところ公式のオンラインショップのみ購入可能なようです↓